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Web アンケートアプリの概要とバージョン別の機能差 ​

第1版作成 最終更新 (日本時間)
確認バージョン1.5.8.1

プリザンターをバックエンドにした Web アンケートの独立アプリ(Questionnaire)の概要と、どの機能がどの版から使えるかの対応表です。導入・更新の手順は導入と設定、アンケートを作って公開するまでは使い方、版ごとの詳しい変更は変更履歴にあります。

ソースと配布物: vehiclevisionjp/VehicleVision.PleasanterTools.Questionnaire

  • 最新版は v0.10.0(2026-10-11 公開。日付は日本時間)。本ページと関連ページは v0.10.0 のソースで確かめています。
  • 版は 0.x です。1.0.0 未満は互換を保証しません(リポジトリのバージョン方針)。上げる前に、必ず変更履歴の該当版の「更新時の作業」を読んでください。
  • 確認したプリザンター本体は 1.5.8.1 です(アプリが参照している本体のソースの版)。それ以外の版での動作は、ここでは確かめていません。

どんなツールか ​

図を読み込み中…

  • 設問・ページ分岐・表示条件・プリザンターの列への割り当て(変換つき)は、アプリの管理画面で作ります。定義はアプリ専用 DB に持ち、回答はプリザンターのレコードとして溜まります。 集計はプリザンターの機能を使います。
  • 回答はいったんアプリの DB で受け、送信ワーカーがプリザンターへ書くので、プリザンターが止まっていても失われません。
  • 構成と設計判断はプリザンターをバックエンドにした Web アンケートにあります。

各ページ ​

ページ内容
導入と設定配置用 ZIP、必須の環境変数、マイグレーション、Azure App Service・IIS への導入と更新、障害時の切り分け
使い方最初の管理者、設問エディタ、プリザンターへの割り当て、テスト公開から本公開、送信状況、アーカイブ
変更履歴v0.1.0 から v0.10.0 までの全リリース。追加・変更・修正と、更新時の作業

更新するときの要点 ​

図を読み込み中…

  • マイグレーションは前方適用だけで、アプリはスキーマが揃っていないと起動しません。ロールバックは、旧版の ZIP と更新直前の DB バックアップを組にして行います(v0.2.0 のリリースノート)。
  • 起動時の自動適用は v0.4.0 で導入(既定は無効)、v0.5.0 から既定で有効です。有効なら、起動時に未適用分が当たるので、実行用の DB アカウントにスキーマ変更の権限が要ります。
  • 複数の版を飛ばして上げるときも、間の版のマイグレーションはすべて順に当たります。ただし、間の版の「振る舞いの変更」は個別に確認が要ります(下の表と変更履歴)。

機能 × バージョン ​

「導入版」は、その機能が最初に入った版です。範囲の表記は、リリースノートと、版ごとのソースの差分で確かめた内容です。

設問・回答画面 ​

機能導入版その後の変更
回答画面(TypeScript・Svelte)、設問の基本の種類、多言語の文言(日本語・英語)v0.1.0v0.6.0 で 7 言語の画面文言に対応
ページ分岐・設問の出し分け(表示条件)・1 問 1 ページ表示v0.1.0v0.4.0 で分岐の全体図(フローチャート)を追加
選択グリッド・チェックボックスグリッド・ランキング・NPSv0.1.0
複数選択の選択数の下限・上限、正規表現による入力検証v0.1.0
選択肢・設問の順序のシャッフルv0.1.0
説明文ブロックの記法、埋め込み(画像・動画・iframe)の配信元の制限v0.1.0v0.3.0 で説明文の「プレーン」と「記法」を選べる
回答画面のテーマ(色・書体)、ヘッダ画像、配色の細かい指定v0.1.0
回答の下書きを端末の中だけに保存して再開(アンケートごとに切り替え)v0.1.0
確認・同意用の単一チェックボックス設問v0.3.0
自由入力の全角・半角の自動変換(設問ごと)v0.3.0
回答画面を他サイトへ iframe で埋め込むv0.4.0高さを親サイトへ合わせる機能も v0.4.0
回答者が文字の大きさと配色を切り替えるv0.4.0
設問をほかのアンケートから取り込むv0.4.0
回答画面・管理画面の 7 言語(ja en zh de ko es vi)v0.6.0追加した 5 言語は機械翻訳の品質。アンケートごとに、訳が無いときの表示言語を選べる(M0031)
新規作成したアンケートが、空のページ 1 つから始まるv0.5.1
編集画面を「設問と割り当て」「基本設定」「見た目・自動返信」のタブに分け、ページごとに表示v0.10.0

プリザンターへの割り当て ​

機能導入版その後の変更
マッピング(設問 → 変換 → 列)、変換の種類、スクリプト変換(Jint の上限つき)v0.1.0
添付の列への割り当て、グリッド・ランキングの割り当てv0.1.0
マッピング編集画面を「ソース → 変換 → ターゲット」の 3 列の表にv0.1.0
入れ物に入らないプリザンター列への割り当て、列の本数を実際のサイトから数えるv0.2.0v0.10.0 で、標準の 26 本を下限に、確認できた項目拡張の列を足して数える
文字列の列へどの設問からでも割り当てられるv0.3.0
数値の列へ入れる変換 toNumberv0.3.0
変換ごとの設定を画面から入力、設問作成とマッピングを連携する 2 カラム表示v0.3.0
マッピング先のサイトを本アプリから作成・同期v0.3.0
マッピング画面にプリザンターの項目名(論理名)などを表示v0.10.0

公開と運用 ​

機能導入版その後の変更
複製、テンプレート、プレビュー、QR コード、回答数の上限、受付の手動停止v0.1.0
送信状況の画面(デッドレターの手動再送を含む)、送信待ちの上限、溜まりすぎたときの受付停止v0.1.0
操作の記録(監査ログ)の閲覧v0.1.0
管理者へのお知らせ(未読をまとめて表示)v0.1.0
添付のウイルス検査(ClamAV・Azure Defender for Storage)v0.1.0v0.8.0 で ClamAV の定期監視を追加
下書き → テスト公開 → 本公開v0.2.0v0.1.0 では下書きから直接公開できた。v0.2.0 で直接の公開は不可に(400)
アーカイブと、アーカイブ済みの完全削除(権限 surveys.delete)v0.2.0
説明文・完了画面での資料の配布、配り方の選択(完了したときだけ・受付期間に合わせる・回答から N 日)v0.3.0既定は「受付期間に合わせる」。配布資料の受取履歴を別サイトへ投射する機能も v0.3.0
回答が来たことの管理者通知(画面のお知らせ、管理者ごとのメール)v0.4.0集約の間隔の既定は 1440 分、下限 60 分
システムメンテナンスモードv0.4.0
「テスト公開に反映する」(保存・下書きへ戻す・テスト公開を一度に行う)v0.9.3
本公開中・停止中のアンケートも「下書きへ戻す」で直せるv0.10.0回答画面は、再度公開するまで閉じる
固めた版を一覧し、下書きの編集へ読み込む(「過去の版」)v0.10.0

管理画面と認証 ​

機能導入版その後の変更
管理者のログイン(パスワード・TOTP・復旧コード)、最初の管理者の登録v0.1.0
2 要素認証を必須・任意・無効から選ぶ、パスワードの条件を設定で決めるv0.1.0
管理者の権限の分離(認可を権限で行う)、管理者の追加・招待・停止・役割変更、自分のアカウントv0.1.0
SAML 2.0 でのログイン、単一ログアウトv0.1.0v0.3.0 で管理画面から SAML を設定できる(M0024)
管理者セッションのストア(DB または Redis)、複数プロセスでの共有状態の外出しv0.3.0
管理画面のログインと招待受取に任意の CAPTCHAv0.3.0
管理画面の「設定」から、接続・メール・保持日数・流量・bot 対策・埋め込みなどを変更v0.5.0外部設定(環境変数)で値があれば、その項目は画面で固定される。保存後は再起動なしで反映
管理画面の入口の変更、SAML 有効時に合言葉ログインを塞ぐv0.6.0どちらも外部設定だけ(画面からは変えられない)
Pleasanter のログインで管理画面へ入る(シングルサインオン)v0.7.0v0.9.0 で、組織・グループへの所属で制限できる(M0033)。許可先が未設定の自動登録は拒否

メールと添付 ​

機能導入版その後の変更
自動返信メール(宛先は回答のメールアドレス欄)、送信経路は SMTP(MailKit)が既定v0.1.0
管理者の招待メールv0.1.0
送信経路に Amazon SES と Azure Communication Services を追加v0.1.0
自動返信メールで回答を直すリンクを送るv0.1.0
自動返信の本文を、キーワードを書いた位置にだけ内容が出る形式にv0.3.0「回答の写しを付ける」「再編集リンクを付ける」の旗は廃止。プレビューと試し送信を追加
差出人の表示名・返信先・BCC をアンケートごとに設定v0.3.0差出人アドレスは全体設定だけ
メール送信の設定を画面から行う(試験送信つき)v0.5.0

配置と対応環境 ​

項目導入版その後の変更
DBMS は SQL Server・PostgreSQL・MySQLv0.1.0
配置先は Azure App Service・オンプレミス IIS、AKS(Helm チャート)v0.1.0v0.7.1 で Helm チャートが 0.2.0 になり、サブパス・Pleasanter SSO・起動時マイグレーションの値と Ingress のパス指定を追加
Azure App Service 向けの更新スクリプトv0.2.0v0.3.0 で Kudu の中から動かすスクリプトを追加
推奨構成を Linux の App Service にv0.3.0Windows でも動くが、ClamAV のサイドカーは Linux だけ
HTTP 運用を宣言(QUESTIONNAIRE_ALLOW_INSECURE)で開けるv0.3.0
監視用の Web API と送信元の絞り込み、OpenAPI(Scalar)の条件付き公開v0.3.0
配布アセットの保存先を選ぶ(Database・Path・AzureBlob・S3)v0.3.0
SQLite(簡易セットアップ・デバッグ専用)v0.4.0本番では使わない
起動時のマイグレーション自動適用v0.4.0v0.5.0 で既定が無効から有効に
空の DB へ初回起動しても落ちないv0.5.1
サブパスでの配置(QUESTIONNAIRE_PATH_BASE)v0.7.0
配置用 ZIP の名前が -portable.zip になり、デバッグ記号(pdb)を含まなくなるv0.10.0更新スクリプトも新しい名前を探す

設定項目が加わった版 ​

環境変数 QUESTIONNAIRE_* が、ソースに現れた版です(版ごとに、src と App_Data の中の文字列を調べました)。一覧の全体は、リポジトリの _documents/設定パラメータ一覧.md にあります。

版加わった設定既定
v0.3.0QUESTIONNAIRE_ALLOW_INSECUREfalse
v0.3.0QUESTIONNAIRE_ASSET_STORE(と QUESTIONNAIRE_ASSET_* の保存先ごとの設定)Database
v0.3.0QUESTIONNAIRE_ADMIN_SESSION_STORE、QUESTIONNAIRE_SHARED_STATE_STORE(Redis など)Database
v0.3.0QUESTIONNAIRE_LOGIN_PROOF_OF_WORKfalse
v0.3.0QUESTIONNAIRE_OPENAPI_ENABLED、QUESTIONNAIRE_MONITORING_TOKEN、QUESTIONNAIRE_HEALTH_NETWORKS、QUESTIONNAIRE_MONITORING_NETWORKS、QUESTIONNAIRE_OPENAPI_NETWORKS未設定
v0.3.0QUESTIONNAIRE_FORM_REQUESTS_PER_MIN、QUESTIONNAIRE_ASSET_REQUESTS_PER_MIN600
v0.4.0QUESTIONNAIRE_DB_AUTO_MIGRATE、QUESTIONNAIRE_DB_MIGRATION_LOCK_TIMEOUT_SECONDSv0.4.0 は無効、v0.5.0 から有効。待ち時間は 300 秒
v0.4.0QUESTIONNAIRE_EMBED_ALLOWEDPARENTS未設定(埋め込み不可)
v0.4.0QUESTIONNAIRE_MAINTENANCE_MODE、QUESTIONNAIRE_MAINTENANCE_MESSAGE_JA、QUESTIONNAIRE_MAINTENANCE_MESSAGE_EN未設定
v0.4.0QUESTIONNAIRE_RESPONSE_NOTIFICATION_DIGEST_MINUTES1440(下限 60)
v0.5.0QUESTIONNAIRE_MAIL_*(メール)、QUESTIONNAIRE_DEADLETTER_RETENTION_DAYS、QUESTIONNAIRE_ADMIN_NOTICEメール無効、デッドレターは無期限
v0.6.0QUESTIONNAIRE_ADMIN_PATH/admin
v0.6.0QUESTIONNAIRE_ADMIN_PASSWORD_SIGNINtrue
v0.6.0QUESTIONNAIRE_ADMIN_RESCUE_TOKEN(32 文字以上)未設定(逃げ道なし)
v0.7.0QUESTIONNAIRE_PATH_BASE未設定(/)
v0.7.0QUESTIONNAIRE_PLEASANTERSSO_*(ENABLED、INTERNALBASEURL、LOGINURL、LOGOUTURL、UNKNOWNUSER、REGISTERROLE、REVALIDATEMINUTES、TIMEOUTSECONDS、COOKIENAMES、BUTTONLABEL)無効。UNKNOWNUSER は Reject、REGISTERROLE は Editor、REVALIDATEMINUTES と TIMEOUTSECONDS は 5
v0.9.0QUESTIONNAIRE_PLEASANTERSSO_ALLOWEDDEPTIDS、QUESTIONNAIRE_PLEASANTERSSO_ALLOWEDGROUPIDS(許可する組織・グループの ID)空

メール送信そのものは v0.1.0 からありますが、v0.1.0 のソースには QUESTIONNAIRE_MAIL という接頭辞しか現れないので、個別のキー名が現れる版(v0.5.0。画面から変えられるようになった版)を示しています。v0.8.0 と v0.9.1〜v0.10.0 では、設定は加わっていません。

DB マイグレーション ​

アプリは、スキーマが揃っていないと起動しません(自動適用が無効なら、起動を中止します)。

版番号内容
v0.1.0M0001〜M0019初回のスキーマ一式(管理者・招待・下書き・分岐・テンプレート・テーマ・proof-of-work・添付の拒否記録・管理者への知らせ・メール送信待ち・自動返信・再編集リンクなど)
v0.2.0M0020、M0021テスト公開中の回答(IsTest)、アーカイブ日時(ArchivedAt)
v0.3.0M0022〜M0026本文用の資産、管理者セッション、SAML の設定、配布資産の引換券、配布資料の受取履歴
v0.4.0M0027〜M0029埋め込み可否(AllowEmbedding、既定 false)、回答通知メールの設定と集約、メンテナンス状態
v0.5.0M0030アプリケーション設定の保存先(AppSettings 表)
v0.6.0M0031アンケートごとの文言の落とし先言語(FallbackLanguage、NOT NULL、既定 ja)
v0.7.0M0032Pleasanter のログインで管理画面へ入る設定(PleasanterSsoSettings 表、1 行だけ)
v0.9.0M0033Pleasanter SSO で許可する組織・グループ
v0.5.1、v0.7.1、v0.8.0、v0.9.1〜v0.9.3、v0.10.0なし配置し直すだけで上がる

版ごとの互換性と更新時の注意 ​

詳しくは変更履歴の各版を読んでください。要約です。

版マイグレーション更新で必要な作業・既存の動きが変わる点
v0.10.0なし配置用 ZIP の名前が -portable.zip に。更新スクリプトは新しい名前を探すので、スクリプトも v0.10.0 のものを使う
v0.9.3なし編集画面がテスト公開中・本公開中の状態を表示するようになり、テスト公開中は変更を反映して再公開できる
v0.9.1、v0.9.2なし画面の見た目と依存ライブラリの更新だけ
v0.9.0M0033許可する組織・グループが両方未設定だと、SSO の自動登録を拒否する。 許可先を指定すると、登録済みの利用者にも所属制限が掛かる
v0.8.0なしClamAV を有効にしている環境で、定期監視が始まる(追加設定は不要)
v0.7.1なしHelm チャートが 0.2.0 になり、ConfigMap の変更で Pod がローリング更新される。アンケートの完全削除で、回答通知メールの集約も削除対象に
v0.7.0M0032/admin.html を直接開くと 404 になる。サブパスへ移すと、以前の cookie が残るので管理者は再ログインが要る
v0.6.0M0031画面文言の落とし先が ja から en に。アンケートの中身の落とし先は ja のまま
v0.5.1なし入口の HTML にキャッシュの指示が付く。ブラウザに古い画面が残っていれば、一度だけ強制再読み込みが要る場合がある
v0.5.0M0030起動時の自動適用が既定で有効になる。 実行時に DDL 権限が要る
v0.4.0M0027〜M0029自動適用は選べるが既定は無効。埋め込み・回答通知メールは既定で無効
v0.3.0M0022〜M0026完了画面の配布資料は、回答した人にだけ渡す。 完了メールの旗を廃止し、本文のキーワードに
v0.2.0M0020、M0021下書きから直接は公開できず、テスト公開が間に入る。 --migrate の出力が英語に

自分の版でこの機能は使えるか ​

  1. 上の表で、使いたい機能の「導入版」を確かめます。自分の版がそれ以上なら使えます。
  2. 使い方のページでは、新しい版で加わった節の見出しに v0.5.0 以降 のようなバッジが付いています。
  3. 版が古いときは、変更履歴で間の版を読み、マイグレーションと既存の動きが変わる点を確かめたうえで更新します。

関連ページ ​

変更履歴

第1版ツールのマニュアルをツール別の独立した構成にし、変更履歴とバージョン別の機能差を追加した