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1.5.3.0 の変更点 ​

第2版作成 最終更新 (日本時間)
確認バージョン1.5.3.0

リリース日: 2026年4月14日。1.5.2.0 からの変更です。機能追加・仕様変更と不具合修正を分けて記載します。

機能追加・仕様変更 ​

  • 画面・表示 — 標準カレンダーの分類別表示にレコードのドラッグ&ドロップ機能が加わった。
  • 画面・表示 — スマートデザインのエディタ設定画面にタブ機能が加わった。
  • API・拡張 — Pleasanter MCPに「レコードの作成」と「レコードの削除」を利用できるようになった。
  • API・拡張 — Pleasanter MCPの「レコードの作成」と「レコードの更新」にファイル添付機能が加わった。
  • 利用者・権限 — 信頼済みリバースプロキシ認証機能を利用できるようになった。

不具合修正 ​

  • 利用者・権限 — ビューの保存種別を「ユーザ」に設定したサイトに対しPleasanter MCPでビューの作成を行うと、そのサイトにアクセスできなくなる不具合を修正。
  • 利用者・権限 — パスキー認証完了後に二段階認証の認証コード入力でエラーとなる不具合を修正。
  • その他 — プリザンターの実行環境によって、通貨記号を含む数値型の値が更新時に0にリセットされてしまう不具合を修正。
  • 実行環境・DB — CodeDefinerのDBマイグレーション機能で、Quartzテーブルが存在するとエラーとなる不具合を修正。
  • API・拡張 — サーバスクリプトのapiModel.CreateでStartTimeとCompletionTimeの値を設定できない不具合を修正。
  • その他 — サイト名に特殊文字を含めるとパンくずリストなどの表示が崩れる不具合を修正。
  • API・拡張 — サイト作成APIで不正なIDが指定された場合に返却されるステータスコードが適切でない不具合を修正。
  • 画面・表示 — 期間「年」を選択した標準カレンダーで、どの年月をクリックしても現在の月カレンダーが表示される不具合を修正。
  • 画面・表示 — ガントチャートとカレンダーで日付を入力しても反映されない不具合を修正。
  • 利用者・権限 — Pleasanter MCPのGetSiteIdByTitleで参照権限がないサイトのタイトルを取得できる不具合を修正。
  • 利用者・権限 — Pleasanter MCPのGetView、GetViewIdByViewNameで参照権限がないサイトのビュー情報を取得できる不具合を修正。

実装を読む ​

1.5.2.0 との差分を確認しています。MCP の更新操作、標準カレンダー・スマートデザインの操作、信頼済みプロキシからの認証を追加した版です。

MCP からレコードを作成・削除する ​

ItemsTool に AddItem と DeleteItem が追加されました。AddItem は作成先の siteId と、作成データの JSON 文字列 itemDataJson を受け取ります。DeleteItem は対象レコードの referenceId を受け取ります。作成データは CreateItemJson で生成する方法と、直接 JSON を指定する方法があります(ItemsTool.cs、ItemsTool.cs)。

ツール入力用途
CreateItemJsonサイト ID と項目・値の辞書作成・更新用の JSON を組み立てる
AddItemサイト ID と JSON 文字列新しいレコードを作成する
UpdateItemレコード ID と JSON 文字列既存レコードを更新する
DeleteItemレコード IDレコードを削除する

各ツールは最初に ToolPermission を確認します。読み取り専用モードや権限によって拒否される操作は実行されません。AI クライアントがツールを列挙できることと、対象サイトを更新できることを区別します(ItemsTool.cs)。

MCP の作成・更新でファイルを添付する ​

CreateItemJson に渡す添付ファイル項目の値は、ファイルオブジェクトの配列です。各ファイルに Name、ContentType、Base64 を指定します(ItemsTool.cs)。

json
{
  "タイトル": "添付ファイルのサンプル",
  "添付ファイルA": [
    {
      "Name": "sample.txt",
      "ContentType": "text/plain",
      "Base64": "SGVsbG8="
    }
  ]
}

この例は Hello という内容のテキストファイルを添付する入力です。生成された JSON を AddItem または UpdateItem の itemDataJson に渡します。直接 JSON を作る場合は、API 形式の AttachmentsHash に添付項目を含めます。MCP ツールにローカルのファイルパスを渡す形式ではありません(ItemsTool.cs)。

信頼済みリバースプロキシによる認証 ​

認証を済ませたプロキシがヘッダで渡すログイン ID を使う機能が追加されました。Authentication.json の TrustedProxyParameters で有効化し、利用するヘッダ名を指定します。既定は無効で、ヘッダ名は空です(Authentication.json)。

json
{
  "TrustedProxyParameters": {
    "Enabled": true,
    "Header": "X-Authenticated-User"
  }
}

認証用のヘッダを設定するだけでは足りません。Security.json の ForwardedHeaders.KnownProxies または KnownNetworks に送信元を登録します。ミドルウェアは送信元 IP が信頼設定に一致するかを検査し、一致しない場合はプロキシ認証を行いません(TrustedProxyAuthenticationMiddleware.cs、TrustedProxyAuthenticationMiddleware.cs)。

図を読み込み中…

1.5.2.0 で追加された転送ヘッダ設定は通信元・スキームを扱う設定、この版の TrustedProxyParameters はユーザー認証の設定です。両方を使う構成になります。ユーザー確認とサインインの処理は TrustedProxyAuthenticationMiddleware.cs で確認できます。

標準カレンダーの分類別表示とスマートデザインのタブ ​

標準カレンダーの分類別表示に、レコードをドラッグ&ドロップする操作が追加されました。CalendarCanUpdate が 1 の場合にドラッグを有効にし、移動先の日付と分類値を更新データに含めます。開始・終了のあるレコードでは元の期間を保って終了日も移動します(calendar.ts、calendar.ts)。

スマートデザインのエディタ設定画面にはタブの追加・編集機能が加わりました。設定項目をタブで分ける編集操作ができます。後続の 1.5.4.0 では、タブの追加・編集時に設定中の項目が非表示になる不具合が修正されています。

パスキーの本人確認要求 ​

PasskeyParameters に UserVerificationRequirement が追加され、配布時の値は Preferred です。パスキー認証そのものは 1.5.1.0 の追加機能ですが、この版では本人確認要求の設定も増えています(Authentication.json)。

調査元 ​

変更履歴

第2版1.5系の変更記事に設定例と実装の詳細を追加
第1版1.5.3.0 の変更点と4項目の比較データを追加